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好きなだけ
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トムさんからのメールは、まだまだくる
「あの、トムさんありがとうございます」
と、静雄は、言った。
何か、分からず、トムは
「何の事なのかさっぱりわからないな」
と、言っていた。
そんぐらいの関係なんだなって、静雄は、思った。
その方が、何故か、仕方の無いことだと、思うようになった。
「なぁ、静雄、あそこで、休憩ってのは、どう?」
「はい、いいと思います」
公園のあるベンチで、一休みするとこに、なった。
本当にこの人は、俺の事をよくみているなって、静雄は、思った。
「俺、静雄になら、何されてもいいわ」
「ぶほっほっ!?」
飲んでいた、コーラが、吹き出してしまった。
口の中が、苦く感じられた。
「何を言ってるのですか?」
「あー…本当に、ごめんな?」
今朝のテレビ観ててって、トムは、その話題に、持ち切りだった。
お天気お姉さんが、可愛いのだと、トム。
「へぇー…」
あまり、女性には、敏感な、静雄は、兎や角、追究するのをやめていた。
女の人の肌を見る事は、良くは、思い出せては、いない。
「静雄って、女の人苦手そうだな?」
って、どこかの漫画のように言われて、しまった。
「へ?そうですか?」
「いや、なんでもない」
と、問正しながらの日々だった。
トムさんは…のところで、静雄は、やめていた。