-
それならば
-
「ヤってしまえば?」
突拍子も無いことをいってしまった。
急にベットへと、行って押し倒されて、着ていた服を脱がされた。
「ちょっと…まっ…あっ…」
本当に、この人は。
良く分かっていたらしい。
その人の事を。
「はっ…ふぅ…ん…」
「気持ちいい?」
なんて、言われた。
なんで、この人は、本当に。
「馬鹿…だよ…」
「えっ?」
泣いてしまった。
泣くほどじゃないって、言うだろうけど、泣いてしまった。
「ごめん…ごめんよ…ごめんなさい…」
この人は、本当に。
おれの事も、全て、知っていた。
「愛してるよ…」
と、言われてしまい。
「うん…」
と、しか、言えなかった。