久しぶり。にしおりをはさみました!
- しおりがはさまれています
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久しぶり。
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『....ううー、溶けるぅ。』
アタシがこの世界に来てからだいぶ時がたった。
今は麦わらの一味として船に乗っている。
だが、どうも朝は苦手だ。
今日も太陽が眩しい。
ふと、気配を感じて後ろを見るとサンジがたっていた。
「麗しき、俺の天使。朝の珈琲はいかがですか?」
そう言いながら、サンジはアタシの手の甲に唇を落とす。
『//////わーーーーー!!ちょっ、さささサンジ!!!』
バン!!!
「朝からうるせぇ!!てめぇかこのラブコック!!!」
「あぁん??やんのかこのマリモ野郎!!俺とマイの朝の神聖なる習慣を邪魔すんじゃねぇ!!!」
『....ハァ~』
....サンジとゾロは相変わらずね。
よく同じ船に乗ったわよね。
その喧嘩を横でみてると横からひょっこりとナミが現れた。
「おはよう!マイ!」
『....おはよ!ナミ!』
「何見てんの~!あ!わかった、サンジくんでしょぉ!!」
『なっ////いや、あの!』
「(なんてわかりやすい。)あ!サンジくん!コーヒー頂戴!!もちろんマイの分もね!」
「はぁぁい♡レディーのためなら喜んでっ♡」
まったく。ここの生活は飽きないわね。
ユカコは元気かな?
この船に乗ってからナミに事情を話して一緒に手配書をあらかた探ったがユカコの手配書は1枚も出てこなかった。
きっと、こっちの世界には来ていないのだろう。
でもまあ、こっちの世界には危険が多いから
ユカコがこっちに来てなくて内心安心している。
だってこっちに来てたら絶対エースを助けるんだって、危ないことしそうだし。
ユカコと一緒にお酒をのめないのが少し残念だけどね。
マイは青い空を仰ぎ見た。
『....眩しぃ。溶けそう。』
日もだいぶ高くなり、私は甲板でルフィとウソップとチョッパーの釣りを眺めていた。
さっきからルフィは全然釣れてないけどね。
少し気になったから
ルフィに近寄って餌に何を使ってるのか
見てみた。
『....肉。って。』
見なかったことにしよう。
絶対サンジに怒られるぞ、あれ。
とか思ってたら呆気なく見つかって
サンジにボコボコにされたルフィ。
『...痛そう。』
少し顔を歪めて見ていると、
ルフィの後ろで釣竿が動いている!!!
『ルフィ!!なんかかかってる!!』
嘘だろ!!とウソップとチョッパーは驚愕していたが、実際本当に獲物がかかっているとわかると
ルフィと一緒に釣竿を引き始めた。
「こりゃ、大物だぞっっっ!!!」
ルフィは一気に竿を上に引くと
獲物が甲板の上に落ちた。
アタシは危ないからとサンジに肩を抱かれて
後ろに下がっていたが、何が釣れたのかが見たくて
少し前に出た。
そんな、まさか。
『ユカコ!?』
.....To be continue.