-
~プロローグ~前編
-
『あー今日も部活疲れたー』
わたしはつきよ。平凡な高校2年生だ。
『早く帰ってご飯たーべよ!!』
いつもの帰宅道をお腹を空かせながら帰っていた。
あと家まで数十メートルのとこだった。
“そこのひと…”
どこからともなく声が聞こえた。
『ん?』
“あなた今のままでは死ぬよ…”
声が聞こえた方に目を向けると、そこには全身真っ黒の占い師がいた。
『え、なに?わたしが死ぬって?』
何を言ってるか分からないと思い、その場を立ち去ろうとすると
“ええ…このままでは死ぬ…”
『ちょっと!変な事言わないでくれる?
わたしは健康だし死ぬ要素なんてないから!!』
声を張り上げた。
“いえ…このままでは死にます。だから、これを…”
占い師はそっと卓上にペンダントを置いた。
『なにこれ?』
“これはあなたを守るペンダントです…
これを肌身離さず持っていれば守ってくれるでしょ…”
………to becontinue