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たとえ
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゛僕の事好き?゛
と、その人は、言ったらしい。
その事に、ついて、トムは、悩んでいなかった。
゛俺の事好き?゛
その事に、ついては、トムは、悩んではいなかった。
「さー!どうぞ!俺の愛妻弁当!」
と、トムは、言った。
「ありがとう」
「俺のは、あるのですか?トムさん」
「お前にはないよ」
「あーはぁー…そうですか」
と、静雄は、言った。
「俺は、あまり、食べれないから、食べててよ」
と、イザヤ。
「いや…いいよ」
トムは、言った。
「俺の事は、田中って、呼べよ!イザヤ」
「分かりました。」
そんな会話をしてた。
そこまでもないと、静雄は、言った。
そんなにか…って、トムは、言った。
「俺、ちょっと、用あるから出てくるわ」
なんて、言って。
恥ずかしいとも、思っていた。
゛好きなんだ、あなたの事゛
その人に、毎晩言われたらしい。
その人は、言ってた。
゛私を好きになってね?嫌いでも゛
そう言って、その人は、出ていくらしい。
「静雄ー!」
「なんですか…一体?」
そんなにかって、思った。
強くは、思えなかったけど。