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リュオ生誕祭
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※Twitterに載せたものを編集、訂正して再録
恋にしては淡すぎて…
赤の他人にしては鮮烈で…
俺より8つも年上の癖に危なっかしくて放っておけない奴。
それが紗姫という奴。
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リュオ『おい…足元はよく見て歩け。お前いつもコケるから心配させんな』
紗姫『ありがとう。私そんなに危ないか…きゃっ…』
リュオ『言った側からやんなバカ』
紗姫『ごめんなさい。自分の足に躓いちゃった』
リュオ『自分の足に躓くって…逆にどうやるんだ』
紗姫 『…え?普通に歩いてただけだよ』
リュオ『普通に歩いててかよ。有り得ねえ』
紗姫 『リュオくん、守ってくれてありがとう』
リュオ『お、おう…』
そこで笑顔とか…反則。
柄にもなく可愛いとか思ったりとか…
世界を統べる立場にあるこの俺が…
こんな危なっかしいだけの6才児相手に…不覚にも持ってかれるとか。
リュオ『…で、わざわざ中庭まで連れ出した理由とやらを聞かせろ』
紗姫 『お天気がいいから、たまには外でご飯でもどうかな?って』
リュオ『6才児らしい発想だな』
紗姫 『そんなに子供っぽいかなあ。青空の下でご飯食べるの楽しいよ。美味しいご飯がもっと美味しくなるんだよ。それにね…青空は元気もくれるんだよ。良いことだらけだと私は思うんだけどな』
リュオ『まあ…たまにはそういうのも悪くねえか』
どこまでも広がる青空の下、フニャッとした笑顔を横目に眺めて…
囓ったバケットは優しい味がした。
そんなある日の昼下がり。
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恋にしては淡すぎて…
赤の他人というには鮮烈で…
仄かに浮かび上がるそれは…
恋のような甘い果実。
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アハッ( ̄▽ ̄;)ナニコレ珍百景w
誕生日要素どこにあるの(笑)
リュオくん誕生日おめでとう!