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ねえねえ、マスター!
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ねえねえ、マスター!
(ボクの話を聞いておくれよー)
「ねぇねぇ、マスター!」
『今日はどうしたの?ライダー』
私には契約したサーヴァントが3人いる。普通は3人ではなく3騎と数えるらしいが見た目もあまり変わらない青年と少年少女しかいないので私は人で数える。サーヴァントは英霊、伝説上の英雄や神話を使い魔にしたマスターに従う従者である。
「あのねーマスター!だいすきだよ!」
『ん?』
「だーかーらー!マスターのことっ!大好きって言ってるのさー!」
『ありがとう』
「で!マスターはボクのこと好き?」
見た目は女の子のライダーは実は男の娘である。見た感じは本当に少女。一人称はボク。とてもきわどい格好をしている。骨格は男の子。声変わりしていないから初めましての時は真名を聞くまで女の子だと思っていた。
「ねぇねぇ、ねえってばー!マスター!ねぇ~!」
ライダーは嫌なことがあるとやだやだと駄々をこね、何でもねぇねぇ、と聞いてくる2歳児の様だ。引っ付いて離れないし私が藤丸くんと話していると後ろから彼を睨み付けるくらいに2歳児なのだ。
『私も好きよ、ライダー』
「こういう時はアストルフォって呼んでよ!」
『ええ、アストルフォ。好きよ』
「わぁい!後でセイバーに自慢しちゃお~!」
アストルフォ…ライダーは普段はこんなだけどやれば出来る子なんです。
ねぇねぇ、マスター!
(大好きだよ!)
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ねぇねぇ→アストルフォきゅん
なぁなぁ→モーさん