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母「あら小豆、東と一緒に行かないの?」
小豆「…行きたくないの。」
母「あらまぁ。昔は仲良しだったのにねぇ。」
小豆「昔はね。行ってきます。」
母「行ってらっしゃーい。」
バタンッ
ウチは和菓子屋で、自分で言うのも何だが、結構人気な方だ。
まぁ、違う意味の人気もあるけど。
みやび「お、小豆。おはよ。」
小豆「おはよみやび。」
みやび「あ。小豆さ、来週の日曜日暇?」
小豆「え、来週?んー…、えぇ。暇よ。」
みやび「ほんと?いやね、知り合いの先輩が、遊園地のチケットくれたの。だから、私と小豆と研磨とクロで行かない?」
小豆「良いわね。あ。でも研磨来るかしら。」
みやび「ちなみにそこの遊園地にあるカフェのアップルパイは絶品だそうで。」
小豆「アトラクションもゲームっぽいのがあるからね。」
みやび「じゃあ小豆はクロ誘って。私は研磨誘うし。」
小豆「え。」
みやび「ん?何?」
小豆「あ、いや。何でもない。」
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東「ふわぁぁ…おはようお母さん。」
母「おはよう東。」
東「ん~…あれ、小豆ちゃんは?」
母「とっくの前に行ったわよー?東も早く行きなさい。お店開けちゃうから。」
東「はぁい」
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みやび「あ、クロと研磨。」
小豆「あら本当。」
黒尾「よお」
小豆「うわくっさ。朝練終わったのね。」
研磨「疲れる…」
みやび「あ、丁度言おうとしてたんだけど、来週の日曜日、遊園地行かない?」
黒尾「日曜日…、ちょっと遅れても大丈夫か?」
小豆「何で?」
研磨「朝7時から9時まで練習あるから。」
みやび「何でそんな早い時間に始めて終わるの。」
黒尾「9時から女バスが使うんだとよ。」
小豆「じゃあ10時に集合にしましょうよ。」
みやび「おっけ。じゃあ集合場所は小豆と決めるから。後程~」
黒尾「あいよー」