-
♦︎
-
「うー、そこそこ、いい感じ〜、。」
「こりゃ酷いね」
10分程お鶴さんからの施術を受け、
あんなに冷えていた足の指先がこんなにもポカポカになるなんて…
もう少ししてほしいなど考えていたら
「はいよ、おしまい。仕事やっておくれ」
「えー!お鶴さんもう少しだけ〜!!」
「あんたねぇ…お給料から天引きするわよ」
「あっ、それだけは…」
お給料が今より低くなったら困ると、お鶴さんにマッサージのお礼を言い仕事に戻る。
はぁ、なんだか眠くなってきちゃった、、
***************
「お疲れっした〜」
「はい、お疲れ様でした」
今日も相変わらずの定時上がり。
明日はお休みだからお酒でも買って帰ろうと考えて呉服屋を出る。
すると、見慣れた銀髪のクルクル頭が目に入った。
「あれ、銀ちゃん、こんな所でなにしてるの?」
「オイオイ、忘れたのかよ。今日迎えに来いって今朝わがまま言ったお嬢様はどこのどいつだよ」
「あー、そうだったそうだった。ご苦労であります。」
「へいへい、けーるぞ」
「うん!お迎えありがとう!」
すっかり忘れていた。
生理前の情緒不安定から、
「今日、お迎え!!来て!!!明日!!休み!!!!仕事終わったら銀ちゃんの顔!!すぐ!!!見たい!!!なまえ!!見たい!!なまえ!!銀ちゃん!!好き!!!」
「朝からうるせェよ!!!どこの崖の上に居るなまえなんだよ!!わーーったから!うるせェから!!行くよ、行けばいいんだろ!!?四丁目の鶴ババァの所だよな!?」
「…うん、」
「な、なんだよ、急に下向くなよ」
「゛だっ゛でぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!゛銀ぢゃ゛ん゛!゛好ぎっ゛で言っ゛でぐでだい゛ん゛だも゛ん゛ん゛!゛」゛
「あー!あー!あー!泣くな!泣くな!大丈夫ですよ〜!銀さんはなまえが大好きですよ〜!あーよちよ〜ち」
このようなやり取りが月一回ある
生理が始まるとこのやり取りはなくなり、なまえは「あの時は騒いでごめんね」と神妙な面持ちで毎回謝ってくる。
女ってのはわかんねェなァと、毎月のこのやり取りに付き合う俺もどうかしてると頭を掻いて今朝無事になまえを見送った。
***************
帰宅すると早々に手洗いうがいをし台所へ向かう。
冷蔵庫から徐に缶ビールを取り出してプルタブを開けごくごくと喉の奥に流し込んでいく。
「っっっっはーーー!!!うまっ!!」
「帰って早々酒とはなまえちゃんもおっさんだなァ。」
台所をチラリと覗く銀時。
なまえを無意識に見たり目で追ったりするのは行動が気になるからであろう。
「うるさい!明日は休みだからこのくらいしないとね!!!」
ひっそりと隠しておいたおつまみを持ち居間に行くとテーブルにおつまみを置いて座り、テレビを付けるとイカゲソを咥えた。
「あ、ここのマッサージ屋さん今日お鶴さんと話してた所だ」
「あ?」
銀時が横に座りテレビに目を向けると、そこに写っているのは小栗○や、吉○亮似の男性がインタビューを受けていた。
『やはり、僕たちができる事はお客様をどれだけ満足させてあげられるか、日頃のストレスや疲れなどを癒してあげられるかってところですかね』
リポーターにニコリと微笑みかける吉○亮
それを見たなまえは
「やっぱりこの類の整体ってイケメン多いよねぇ〜。なんかやっぱり行くの気が引けちゃうな」
「なんだよ、行くって話し聞いてねェぞ。第一、銀さんこの小栗○に似てるって巷じゃ有名なんだけど。」
「いやね、お鶴さんと今日話してたんだよね。肩こり酷いって言ったら、マッサージして来いって。で、提案されたマッサージ屋さんがここだったわけ。」
イケメンにマッサージはなんかドキドキだからリラックス出来なさそうとケラケラ笑うなまえに
おーい、小栗○に似てる話は無視ですかーと掌をブンブンと顔の前で振る。
「ね、明日行ってみようよ!」
「はァ?んな男が男に揉まれてどーすんだよ」
「そーゆーんじゃないじゃん!私肩ゴリゴリなの!!銀ちゃんマッサージしてくれんの?」
ふと、銀時の心臓の奥深いところからどす黒い、形も匂いも分からないもやもやした塊が溢れ出ていた
抑えようにも抑えられないこの塊を持ったまま気がついたらなまえをソファーの上に組み敷いていた。
「えっ、えっ、えっ、何、えっ、どしたの」
いきなりの出来事で戸惑うなまえの口を右手の親指でこじ開け
つーー、。と唾液をなまえの口の中に落とし込んだ。
「!!?!?えっ、なにしてんの!!?!」
あまりの出来事にゴクリ、と飲み干してしまったがそれを流し込むべく
上半身を少し起き上がらせて机に手を伸ばしビールを取り流し込んだ。
体制が体制のため、口の横から耳にかけて溢れたビールが垂れ流れた。
そのたれ流れてしまったビールを舌拭う。
拭いきれなかったビールはちゅっちゅと音を立てて吸い取ってやる
「あっ、ちょっと、ぎんちゃ、、っぁ」
「あんなイケメン整体師の所でこんなエッチな事されたらどーすんのなまえちゃん」
「そんな事されないよっ、どいてっ、」
「ふーん、じゃあイヤラシイ事されるとか、考えてないんだな?」
「ぅっ…」
お鶴さんの所でそんな事話してたなと思い出し言葉に詰まる。
「やっぱりな。なまえちゃんはエッチな妄想大好きだもんな」
すると銀時の膝がなまえの足の間に入り込み、ぐりぐりと刺激される。
「んっ、ちょっと銀時やめてっ、、」
「お客さーん?気持ちいいですかー?とか言われる妄想した?」
意地悪そうに口角を上げてニヤニヤと質問してくる銀時。
丁度銀時の膝の硬い部分がなまえの蕾を刺激し足の裏に電流が走る
「してないっ、してないっっ、、あっ、っぐ、。」
「お客さーん、そんなに声出しちゃダメですよ〜。
あー、股の方、だいぶ硬くなってるのでちゃんと施術してやわらかくして上げますからね〜」
なんて言っている間にもパンツは脱がされ、秘部を見るために足を開いていた。
「エッチな匂いする」
「言わないでっ、。」