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あついあつい言わないで。
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そんな茶番をしていると、すぐに目的の場所に到着した。
どうやらこの永遠と続いて見える砂漠を歩いて行かなきゃ行けないらしい。
私ははサンジがさっき買ってきてくれた服に着替える。
『....えーっと。なにこれ?』
「可愛い!!!」
なんとそれは踊り子の衣装であった。
流石サンジだね。ってマイは最早呆れ顔。
「....普通の服ってお願いしたのに。」
ビビは頭を抱えている。
でもまあ、仕方ないと腹をくくると
男の子組が待つ船の下に降りていく。
「なんて、ビューティフルなんだ!!!」
買ってきた張本人サンジは目がハートになっていて、なにやら体をクネクネ。
ほんと、漫画そのものである。
「可愛いな....」
エースは私の頭をポンポンと撫でるが
すかさず自分のバッグの中から
自分のシャツを出すと、私に羽織らせた。
「可愛いが、露出が高すぎる。これ着てろ。」
『...あ、ありがとう////』
「おぅ///」
「あっいわねぇ~」
『ほんと、あついあつい!』
「ナミ!マイ!」
ふたりして、からかってぇ~///
『は、早く行こ!エース!』
夜になり、テントをはると
みんな眠りにつく。
私はナミたちと寝ようとしたのだが
無理やりエースと一緒のテントに入れられた。
「なぁ、なんでそっち向くんだよ。」
『い、いいの!』
「ちぇー。隣は楽しそうなのにな?」
『...え?』
隣?隣は確か、マイとサンジがいるテントだけど.....
『...ぁっ、サンジ。みんな近くにいるのに!』
「マイが声我慢したら問題ないさ。」
『そ、そんなの、むり....きゃん!』
「かわいいな。もっとその声をきかせてくれ。」
『/////』
「な?」
『ワタシハナニモキコエナィ!』
それに今日両思いになって、すぐにそんなこと....
心の準備ができてないっ!
「ナミさん。何しているんですか?」
「ちょっ!ビビ!静かに!!」
『....ナミ?』
「え、あっ、マイ!誤解よ!別に盗み聞きなんて!...あっ」
『ナミ?覚悟しなよ?』
「いーやー!!!」
「ナ、ナミ!!」
「ビビ!助け....」
「ナミ!!」
「寝るか。」
『うん。』
私とエースは何も聞いてない。と2人で顔を見合わせて頷くとすぐに眠りについた。
外ではナミの悲鳴とゾロのうるせぇという声が
響いた。
....To be continue.