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明日、沙里の元カレが結婚相手と結婚式を挙げる。
元カレの名前は律人。
高校の青春時代を共に過ごし、それから先も二人で生きて行けると思っていた。
だが現実は非情かつ残酷。
高校三年の秋、沙里は父親の転勤に合わせ、地方へ引っ越すこととなったのだ。
お互いに新たな未来を歩もうと約束し、終わったはずの恋人関係。
しかし、青春の残り火は今も心の内を照らす光。
律人は結婚式の招待状を沙里に送り、二人は結婚式の前夜、実に八年ぶりの再会を果たした。
そして、再び燃え盛る熱情の炎でやる事はただ一つ
ーーーーー色欲の火遊びだ。
「あっ、あ…!あんっ、ァァあッ!」
「沙里…好きだ、今でも、ずっと…っ!」
熱に浮かされているせいか、律人の告白がやけに胸の奥を焦がす。
甘い言葉に酔いしれ、耳まで蕩けてしまいそうな錯覚にまで陥る。
奥を抉り、肉ビラを根こそぎ掻き出さんとする肉棒は固く、長くて太い。
高校時代とは全然違う、逞しい逸物だ。
その槍で幾度も子宮を突かれては、沙里も意識を保つのに苦労をするというもの。
「あひっ、あん、あ~ッ!あ、んん!」
沙里はシーツに背中を預け、仰向けで律人の熱を受け入れていた。
真っ白な脚は律人の腰に厭らしく絡みつき、絶対に離さないと彼を捕らえる。
見つめ合えば顔が自然と近くなり、濡れた唇を重ね合う。
「沙里…」
律人は切なげに双眸を揺らし、彼女の首筋に紅い花を散らして呟いた。
「美貴を抱いている時も、忘れられなかった…どうして、腕の中にいるのが、沙里じゃないんだろうって……っ!」
苦しい胸の内を吐き出すように、彼は言い切って沙里の奥をガツンっと撃った。
「あぁあッ!アんぅ…ひぃ、」
その瞬間に沙里がまたも達し、カッと熱くなった秘部から透明な液体が噴き上がる。
プシャァーーーーーッ!
「ぐ…沙里……!」
恥部を密着させているために、ビチャビチャと律人の下半身が濡れる。
「ァひっ、あ、あ…あんっ、は…」
潮を噴いて快感にダイブした沙里は、既に意識が朦朧として正気を保てていない。
それでも内壁は肉棒に絡み付き、無意識に蠢いて彼を搾り上げる。
「沙里…あぁっ、沙里…!!」
身体の中で滾るマグマが今にも爆発しそうだ。
律人はピクピクと全身を痙攣させる彼女を抱き込み、猛烈に腰を打ち付ける。
荒い息を吐き出し、夢見心地な彼女の唇を食み、淫靡な音を立てて肉壁を嬲った。
本当に愛する人との行為は、やはり快楽が倍増する。
相手がどうであれ、肉体的に気持ちよければそれでいいし、あんなのただの精神論だ…律人はそう考えていたが、とうとう今夜知ったのだ。
心から相手に溺れるということをーーー
「沙里…愛してる…あいつなんかと、比にならないぐらい…君だけ、ずっと…」
「……ん、わ、私も…あぁアッ…」
律人の熱い囁きに意識が戻り、沙里は両腕を彼の背中に回す。
二度と彼を離すまいとしがみつき、獣のように猛威を振るう陰茎に感じ入った。
何度もゴリッと子宮口を弄んでは、入口付近の性感帯を擦って出ていく狡猾な亀頭。
角度を保って肉筒を埋め尽くし、ラビアを巻き込んで押し入る筋張った幹。
噎せ返りそうな熱気に酩酊しながらも、子宮は精を受けるために下へと降りてくる。
「うっ…沙里、出る…!」
パチュん、グチュッ、バチッ…バチンッ!
最果てが近付いた律人は律動を速め、彼女の脚を抱えて奥を穿つ。
沙里は間延びた嬌声を上げ、蜜を溢れさせた。
「あひっん、あっ、んっ、あぁアッあ、あ!」
「はァっ、は…くっ…」
貪欲に子宮口を狙い撃ちしていた彼は、それだけでは飽き足らず、沙里の肉芽にも着手した。
勃起した秘豆を親指の腹で捏ねくり回し、反応するナカを陰茎で貪る。
「う…あ、もうっ…だめ、あんっ!」
フワフワと体の感覚がおかしくなり、抜け出せない快感の渦に沙里が涙を流す。
それはそれは、揺れる乳房の残像が見える程激しい律動だった。
シーツには皺が寄り、荒波のような模様を描いていた。
「ヒィんッ!あああっーーーー!」
玉のような汗を二人で流し、亀頭が子宮口をこじ開けて奥に侵入する。
ブルリ…大きく脈打った陰茎が全体的に膨れ上がり、律人の背が戦慄した。
そして、迸る白濁を注ぎ込む。
未来の妻ではない人の子宮へとーーーー
「おめでとう!」
「末永くお幸せに!」
「二人ともお似合いだよ…!」
「良かったね!」
鮮やかなステンドグラスの光が差すチャペルの中。
律人と美貴を取り囲み、祝福するゲスト達。
だけど、沙里だけが知っている。
『俺が好きなのは#NAME1#だ…君に愛を誓うよ…』
そう。
彼は昨日、#NAME1#に永遠の愛を誓ったのだ。
結婚相手を差し置いて、式の前夜を熱く過ごしたことは決して忘れないだろう。
未だに体の奥で熱を灯し続ける、彼の真っ白な愛の証。
そっとお腹に手を当て、微笑んだ。
私も愛してるわーーーーーーー