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熱い。とにかく熱い。
特定の部分がではなく、全身が焼けるように熱を発している。
「あッ―――!んぁあ!はっ、あ、いああ!」
レイの言った通り、沙里は止まらない快楽に自分を見失う程喘いだ。
身体が動かぬよう腰を掴まれ、猛りを撃ち付けられる。
高速で肉ビラを嬲られ、ナカを抉るように掻き回す雁首の脅威に戦慄く。
一撃一撃が重く、突かれる度に串刺しにされた気分になる。
掠れた絶叫を繰り返したせいで喉を傷め、口に血の味が滲んだ。
「こんなに乱れた奴は初めてだな。大体は挿れた時に失神するが…。」
感心したのか呆れたのか、しかし面白いとレイは更に腰の動きを速める。
手で腰を抑えていても、その律動は可愛らしい乳房を上下に大きく揺らした。
白濁と愛液がゴブッと卑猥な音を立てて溢れ、沙里は奥を撃たれた衝撃で顔が引き攣る。
「あんっあ、はぁあ、あ…」
レイはトロトロに蕩けた媚肉を味わい、イキっぱなしのように痙攣する壁を根こそぎいたぶった。
雁首だけでなく、表面の血管すらも立派な凶器だ。
ガツンガツンと子宮を穿ち、内臓をも狩る勢いで律動にキレを出す。
「フ…もうすぐだな……」
ギリギリ意識を保っていたはずの沙里も、やがて限界が訪れた。
視界が真っ暗に飛び、耳も聞こえなくなる。
体が火照り、脳が煮える。
深い場所に沈んでゆく感覚を覚えた次の瞬間、全身から脳天を痺れが突き抜けた。
「っ――――――――――!」
沙里は文字では表せない声を上げ、快楽の前に陥落した。
身体は激しく痙攣し、膣壁が陰茎を強く搾り込む。
うねる媚肉に熱くしゃぶられて、レイも散々溜まった欲望を吐き出す準備をする。
「よし……!」
彼女が崩壊したのを見計らい、亀頭で子宮口をぶち抜く。
全身の毛を逆立てて子宮の中に直接子種を注ぎ込み、神聖な場所を白く汚した。
にゅるり…正真正銘、役目を終えて縮んだ陰茎を膣から抜く。
入りきらなかった白濁は外に流れ、床に粘着質な液溜りを作った。
「ああ…待ち切れないな…」
意識が朦朧としている沙里の腹が、やがて山のように膨れ上がる。
その姿はまるで、臨月の妊婦だ。
レイは彼女の腹を愛おしそうに見つめ、期待を込めた目で今か今かと何かを待つ。
最初に飲ませたあの液体の効果は、体を感じやすくさせるだけではなかった。
その正体は、人間の生態を崩す薬。
受精から出産まではたったの一分。
その一分すらも待ち遠しいと、狼男は年甲斐もなく焦った。
「ん゛、あ、あああ――――ッ」
そして遂に、誕生の瞬間がやって来た。
沙里の腹が弾み、うねる。
子宮口がぱっくりと開き、小さな狼の鼻先が現れる。
生まれる際の陣痛は一切ない。
その代わり、狼男の赤ちゃんが性感帯を擦って出て行くため、最後の快楽が沙里を待ち受けていた。
「あ…ぁ…んァ……」
挿入されている時よりも若干弱めだが、完全に壊れた彼女にとっては鮮烈な刺激だ。
イイ所を引っ掻かれ、押し上げられて…。
「ようやく…ああ…私の子だ…」
感極まったレイは、両手を蜜口の下にセットする。
産道を広げて出てきた赤ちゃんをその手で受け止め、人間の赤子と同じサイズの幼い我が子をそっと撫でた。
毛はまだ白っぽく、濡れている。
見た目はまるで仔犬だ。
レイがその赤ちゃんを床に横たえると、すぐに成長が始まった。
あっという間に身長が1mまで伸び、レイとそっくりな姿になる。
自分の脚で立ち上がった我が子に、父は優しく語りかけた。
さぁ…食事の時間だ―――――――――