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花に華を《 violet 》rei
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きゅっと、胸の先をつまむ。
たちまち尖ったそこに
キスをする。
やっと…
沙良の香り。
足の指も形のいい小さな膝も
柔らかな内腿も
甘く噛んで、舐めて、吸って
…ぜんぶにマークをつけたい。
久しぶりで…身体が熱くなる。
「っ、あんっ」
「きもち、いい?」
「んっ」
「苦しかったら、すぐ言って」
止められる自信はないけど
止めるよ。
「つ、ぁ」
「沙良、触るね、ココも」
「ん、ぁ、あんっ」
「沙良、っ、すき」
「…ぁっ 、わたし、も」
そこは、とろとろに溶けていて
なのに中指を埋めるときゅっとキツい。
ゆっくりほぐしながら
かわいい蕾にキスをして
そっと舌で転がす。
「ぁ、あぁっん」
「…いい?すごい、もう…溢れてる」
「き、もち、いっ……ぁ……」
どんどん溢れて止まらないから、
音が部屋に響いて…
たまらない気持ちになる。
興奮して、感じてくる。
止まらない。きもち、いい。
揺れる沙良の腰、
香りが強くなる。
ずっと、こうしたかった。
もっとしたい、もっとこうしていたい、けれど
「だ、め。あんっ、ぁ…ああっ」
小さな悲鳴。
細い身体が反って
くたり、と果てる。
自分もイッたような感覚に陥る。
「っん……沙良…?」
返事がない。
あ…眠ってる。
どうしよう。
甘い香りで。この姿で横にいられると
……もっと触りたくなっちゃう……けど
意識ないときにするなんて、ダメだ。
そっと右手で自分の…そこに触れると
沙良と同じように
濡れてる。
そして……自分の指で感じる。
「ん」
空いてる左手で
沙良の唇をそっとなぞる。
ああ。
会えなかったとき
この唇を思い出して
…触れたくて、おかしくなりそうだった。
「沙良……」
意識のない沙良の、
胸の先端にそっとキスしながら
自分の脚の間に指を滑らせる。
頭が痺れる。
ひとりのときと、全然違う。
なんでこんなに感じるんだろう……。
だめ、指、止められない。
自分の脚の間から
くちゅ、という音が響く。
こんなの、聞こえちゃう。
でも………。沙良。
沙良の胸の先端が
口のなかで固くなっていく。
こんなことしながら、
じぶんで触って、こんなに感じているなんて……
「……ん…」微かに、沙良が
反応する声を聞いた瞬間、
全身に快感がひろがった。
「…く……ぁ、あっ、あ、は…っ」
声が押さえられなくて、
爪先が、痙攣した。