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ヤコフで1時間使って駄文書いてみた。「喜劇の中で踊っている」
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お名前変換可能なので試行錯誤してもらうか、お近くのはちを捕まえてくださいw
かかった時間
80分(ヤコフ良くわからんゆえに!w)
注意
○この二次創作は書き手の妄想と勘違いの産物です。
○本編読んだけど断片的にしか記憶ねぇもの。
○だからもう適当に書いてる
○ヤコフは偽物
○主人公ちゃんも偽物
○少し色気入ってるから本当に苦手な人は避けてねw←NEW!w
これ見ても大丈夫?
それならばお暇つぶしにどーぞ!><
ハロー、ミスターチャップリン。
人生はクローズアップで見れば悲劇だが、
ロングショットで見れば喜劇だ。
貴方のこの台詞を聞いた時、子供の私には意味が解らなかったけど。
とりあえず言ってる事がカッコいいって思ったくらいで。
例えば誰かが馬鹿みたいなドジを踏んだとして。
ロングショットで見ている他人には笑いごとで悲劇、クローズアップで見てる本人にしてみればそれは悲劇で。
つまりはそういう事?映画技術的な話なの?
それとも死ぬほど辛い事が起きても、時間が経てば笑い話になるって良くある美談的な話?
結局チャップリンはこの言葉で何を伝えたかったんだろう?
探しても答えなんてどこにも無かったから、きっと正解は残さずに死んじゃったのかもしれない。
偉人ってどうして含みのある名言ばっかり残して死んでいくのか。ちゃんと色々考えた後に確認するから、回答は残して欲しい。計算ドリルだって最後には答えがあるのに。
でも、なんとなく。なんとなくだけど。
今なら私なりの解釈が出来そうなのです、答え合わせは出来ないけど。
きっと、世界中の誰が見ても無謀な恋をしている今なら。
「……あい、入るぞ」
「え? ちょ、まってく、あっー!!」
入るぞ、ガチャ。
そんな馬鹿な。入るぞとガチャの間に一体どれだけの猶予があったのか。あいの返事をまるで待つ気が無かったとしか思えない。
因みに今あいはブラとスカートという無防備の塊のような恰好をしている。真昼の昼下がり、今からヤコフの執務室に行くから上だけでもお洒落をしようとしていたのが運の尽きだった。
執務室で待っているはずのヤコフがこちらに来る想定などまるでしていなかったし、もう何がなんだか。だがこの状況がおかしい事だけは解る。許してはいけない。
「間髪っ!!」
腕を交差させることでブラしか装備していない胸をヤコフの視線から必死に守りながら、間髪を容れろという猛き思いをその漢字2文字にぎっしり詰め込めて叫ぶあい。
間に髪すら入らない、なんて言葉をこんなところで体現してくれなくていい。ちゃんとあいの了解を得て欲しい。あいはいつだってヤコフの了承を得ているじゃないか。
ここは乙女の部屋なのだから。鍵をしていなかったのは完全にあいの落ち度だけど、そもそもヤコフ以外はこんな無遠慮に入ってこない。しかし当のヤコフはこの件を気にする様子もなく。しかも後ろ手で鍵までしめる。
「ヤコフ様……!」
「なんだ……? ノックをするように言われたから今日はしただろう」
「ノックすれば良いってわけじゃないでしょう! 中に居る人間がどうぞって言って入るのが基本ですよ……!」
「ああ、問題ない。お前以外の時は守っているからな」
「問題ありです! なんで私だけ扱いがおかしいんですか! 後、後ろ向いててください!」
なんで?とばかりにヤコフが不思議そうに首を傾ける。あいのこの無防備な格好を見て何故解ってくれないのか。
寧ろ。全て解ってはいるがしっかりガッツリ見ている。これが正解だろう。ヤコフは上機嫌なままあいの元へと歩を進める。
「ちょ! 近寄らないでください!」
「つれない事をいう奴だな、」
どんどん迫りくるヤコフを相手にあいはもう見られても良いから着替えてしまおう、と彼に背を向けてソファに置いてある服を掴みとった。
撤退撤退、相手が完全に獲物を狩る目で見てる。勝てっこないから防御するしかない、これは戦略的撤退である。
体育や水泳の時間で鍛えた早着替えを今こそ発揮する機会が巡ってきた。あいはシャツが後ろ前逆な事など気にせず先ずは首を通す。これで防御も整い安心、と思いきや。
「後ろ前逆だな」
ズポ、とまた首からシャツを奪われてしまった。ショックであいが固まっているがヤコフは特に気にせず、無防備なままのあいを抱えたまま目の前にあるソファに腰掛ける。
抱えていたあいを自分と向き合うような形で座らせ、彼女の顎を指で掬い上げる。本能的に落ちる事を恐れヤコフの肩に捕まっていたあいだが、自分の姿を思い出して胸を隠す。
「ヤコフ様!」
「さっきから良く騒ぐな、お前は……」
少し眉根を寄せてうんざりしたような顔をしているヤコフだが、その態度があいには良く解らない。あいは文句を言うべき立場だろう。この状況は本当に理不尽だと肩を上げてヤコフに食って掛かる。
「なんで私が文句言われてるのかも解んないですけど、そもそもなんでこっちに来たんですかって話とシャツ返してください!」
「俺もお前が何故文句を言っているかわからんが……先ずは書類が意外と少なかったから早めに切り上げたのと、シャツは要らん」
「いーりーまーすー! 今私、一番熱望してます!」
「今からそれも脱がすと言っているのに、邪魔だろう」
あいは必死で隠しているつもりだが、隠しきれていない乳房の下側に指を入れて、ブラを上へと持ち上げ引っ張ろうとするヤコフにあいは信じられない、と顔を真っ赤に染め彼から離れようとジタバタする。
そんな事を許すつもりが彼に少しでもあったなら、あいは今頃服を着ることを許されただろう。彼はあいに触れたくて急いでここに来たと言うのに、手放す筈がない。
しかもあいは兎に角納得できない事が続き、自分ですら何故反抗しているか解らないけどもう兎に角言う事を聞きたくない、といった様子だ。つまり引っ込みがつかなくなっているだけだった。
そんな甘い反抗なら止める必要もないだろう。あいがヤコフに背を向ければそこでゲームは終了だ。そしてヤコフの思惑通り、男に易々背中を見せるあい。好都合だ、とばかりにあいをまた自分の元へと引き寄せる。
色々と反抗的なあいを楽しむのも吝かではないが、あいに触れていない期間が3日程経とうとしている。完全に充電切れでヤコフの手も性急な動きとなってしまうのは仕方がない、と彼は心中でのたまう。
「ひょぇっ!?」
引き寄せた時あいがバランスを取ろうと両の手を左右に開いた隙を男は見逃さない。あいの代わりに今度はヤコフの手が柔い乳房を守るように包み込むのに驚き、マヌケな声を上げるあい。
流石にソコは色の良い声が聴きたいものだが……いや、それは今から自分が上げさせればいい。ヤコフは気を取り直してブラの上から急がずにゆっくりと、膨らみをぐにぐにと無遠慮に揉んだり捏ねたり好きに弄りまわす。
あいの性感をあぶり出すように、ジワジワと追い詰められて少しずつじゃじゃ馬が大人しくなっていく。
「ふぁ……、ん、ぅ……、」
「さっきまでの勢いはどうした?」
「ぁ、あ……ふぅ、ッ、やぁ……ずるい、ずるいぃ……っ!」
あいが涙目になって天井の一点だけを、助けを求めるように見つめている。その視線は虚ろでもうほとんどの意識が悦楽に流されかけていた。
それを証明するようにあいの乳房の中心は既に色づき芯を持って立ち上がっていたし、彼女の両の脚は左右に開いて無意識に男を誘い込もうとしている。
男の舌を誘うように小さな舌を前に出して、息遣いも甘く、目つきはトロン、と融け出していた。可愛くないのはあいの口から出てくる言葉だけ。声音は既にヤコフを誘って止まないのに。
「あい、こちらを向け」
「むりぃ……!」
あいが拒否すれば強引に上を向くようにと仕向けられる。見上げた先で、欲を孕ませた男の目とかち合う。今からあいを抱こうとしている、興奮している。彼はそんな気持ちを隠そうとすらしていない。
絶対に勝てない。あいの抵抗など軽々打ち消せる圧倒的な力の差を感じるのに……あいは男の興奮を感じとり下腹部がじんわりと熱くなり下着をジュク、と汚してしまう。
「やこふさま……、」
「どうした?」
ああ、解っているくせに。あいはヤコフを恨めしく思うのに、思ってはいるのに。残念ながらこの熱の原因はヤコフで、この熱を散らす事が出来るのもヤコフだけだ。
睨んでも事態は改善しない。きっと彼はあいが素直になり懇願しないとこのまま先を与えてはくれないだろう。ヤコフに弄られ溢れた甘い熱をどうにか吐き出したくてあいは大きく息を吐き出す。
「やこふ、さま……あの、」
はしたなくても、無様でも。あいは男に愛されたくて欲に急き立てられるまま口角を動かしておねだりをするだろう。
そして、欲で混濁している意識の奥深く。少しだけ残っている冷静な部分ですら今が幸せだと酩酊している。
だって、例えようもなく幸せだから。
もう二度会えないんじゃないかと思うほどの事もあったし、万人に祝福された道でもなかった。
その時はもう死ぬかしれない、死んだ方がマシかもしれない、寧ろ生まれて来るんじゃなかったと思うほどに辛い時だってあった。やるせなくて泣くしか出来ない夜なんて引っ張り出せばキリがない。
ヤコフと離ればなれで不安で、どうしていいかわからない夜だってあいは泣きながらも必死にもがいて、足掻いて。必死に、必死に。
「やこふさま、だいすきだから……ぜんぶほしいです、」
「……俺のプリンセスはどうやら貪欲らしいな」
そう仕向けたのは間違いなくヤコフなのに。しかしもうあいには反抗する力など残っていない。
ただ両手を広げて彼の愛情を求めるだけの生き物になってしまった。全部欲しい、ひとつ残らず。
「お前は矢張り可愛い……全部持っていくと良い、」
あいの恋路を群衆は遠目で「馬鹿だな」「もっと楽な恋をすればいい」と笑うかもしれない。馬鹿な女が泣いている、とんだ喜劇だと笑うかもしれない。
勿論あいだって辛い、苦しい、とんだ悲劇だと泣きじゃくった夜もある。だけど。あいは今、こうしてヤコフの脚の上で必要以上に愛されて翻弄されている。
だからあいは、振り返れば喜劇だと、幸せなんだと。20年後に振り返ればきっと全てが喜劇に違いないと思うほど脳内がお花畑だ。
さて、結局何が言いたかったのか。何が正しいのか、答えがどうだとか。
どの道チャップリンならどっちでも良いと言うかもしれないし、どっちも違うかもしれない。
まぁまぁ、それはそれとして。答え合わせなら死んだ後にでも、チャップリンを訪ねて色々伝えてみよう。今はただ、粛々と。
浮浪者、紳士、詩人、夢想家、孤独な人、
皆いつでもロマンスと冒険にあこがれてるんだ!
喜劇の中で踊っている
ハロー、ミスターチャップリン!