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ウィルで書いた小ネタ3つまとめてみた。
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○私の慟哭と同じ色
勿論今度また引き伸ばしますけどもね!一応運んでおこうと思います。
声にしてはいけない慟哭を、悲嘆を私は知ってる。
だって見られたらそこでゲームセットだから。
だから、胸に必死に秘めてる。
もっと、違う形で出逢えていたら良かったのに。
でも、彼が王子じゃなかったら、私達は出逢えなかったのかも。
どんな運命でも出逢ったなんて言えるだけの勇気なんてないし。
一生縁がないくらいなら、この立ち位置に感謝すべきなのかもしれない。
だって、どんな運命でも出逢った、なんて言えるのは両想いの2人だけだもの。
「何、考えてるの?」
「……え?」
「……さっきからぼんやりしてる」
ウィル王子は少し不安げに目を伏せる。
ああ、そんな顔をして欲しい訳じゃないのに。
私はウィル王子のデザイン案を纏めながら、退室の準備をする。
何を考えているか、なんて。
打ち明ければ貴方は困るんでしょう?
私も困るから、だから教えない。
「次の公務では何が良いかな、て考えてただけです」
「もう戻るの?」
「はい。もう次の作業に移らないと間に合わなくなります……」
「……そんなに急な要件じゃないと思うけど。ゆっくりしていけばいいのに」
「私が急ぎたいだけなんです、ごめんなさい」
「…………どうして?」
「間に合わなかったら怖いですし……クロードさんに大目玉を食らっちゃいますし、」
あ、不機嫌そう。
私がさっさと居なくなろうとしてる事で、不機嫌になってくれているならどんなに嬉しいか。
でも、私のこの慟哭がこの部屋に反響する前に居なくならないと。
最近、我慢するのが辛い。
偽物の恋人だって解ってるのに、いつの間にか脳みそが勘違いして麻痺していたんだろう。
だって、彼は手の届かない、手を伸ばしちゃいけない人だもの。
それでも想いを伝えたいって思うのは単なるエゴなのに……。
もうそろそろ潮時なのかもしれない。
早くシャルルに帰って貴方の居ない場所でデザインの仕事に打ち込みたいよ。
忘れたいもの、早く。
私は報われない想いを抱えながら、想い出の残骸を抱きしめて生きていけるだけの強さなんてないんだから。
「もし、俺が王子じゃなかったら、」
「え……?」
「君は、もう少し紅茶を飲んで行ってくれた?」
「…………」
「……君は、俺を遠ざけようとはしなかった?」
「……質問の意図がわかりませんが」
ああ、いつもフィリップの青空を思い出すような瞳が深海の淵を思わせる。
その悲しい色に私を映さないで、私はその色を知っています。
まるで、私の慟哭と同じ色。
大好きですよ、貴方が。
貴方が王子でも、王子じゃなくても。
「いつの間に、こんなに欲張りになってたんでしょう……」
「君は……もっと欲を張っていいと思うよ」
「じゃあ、……例えば…………、」
貴方が欲しい、って、 そう言っても良いですか?
うぃーうぃー!
これ、続きは無いと思われ(゜-゜)www
まぁ、気が向いたら書こうかなw
○君を道連れ夢の中
「あ、ウィル! お久しぶりです~」
「……ん、」
「と言っても昨日の夜ぶりですけどね!」
「ん……もう仕事終わったの?」
「終わってないけどちょっと休憩です」
「……そう」
そう、って言ってウィルがぎゅ、と私に抱きついてきた。
ここはフィリップ城の中でも大きな廊下で、いつ、誰が通るかわからないのに。
「ウィル! こんなところで抱きつかないでください! それにこれから私仕事戻ります!!」
「だめ」
「だめ!? だめって言いましたかい、むぅ!?」
抱きつくだけじゃ飽き足らず、ウィルは私の口を強引にキスで閉じる。
かなり力ずくで黙らされた私は必死で抵抗するけど、抵抗した分だけキスは深まるような気がした。
今こうしてる間にも誰かが通りかかるんじゃないのか不安に駆られつつ、ウィルのキスから猛然と逃れる。
「っっっん、もぅ!! 誰か通ったらどうするんですかー!!」
「問題ない」
「問題しかないです!」
「もう寝る。一緒に寝よう」
「……眠いとべったべたに甘える癖直しませんか? もうすぐお父さんになるのに……」
「いやだ。ずっと甘える。君と昼寝する」
「……しょうがないなぁ、」
そんな感じで、ウィルにベタ甘の私は今日も今日とて大きな子供と一緒にお昼寝タイムに入った。
時間は血相を変えたクロードさんが起こしに来るまで、だ。
解せぬ、と思う私に罪はないと思う。
うぃーうぃー。
もう超眠いですやだー!
\(^o^)/
○おっぱいは正義
安定して変態文章を書く予定です( ノ゚Д゚)ヨッ!
1これは本番ではないので
2見直しはしていない
3完成品で見たい方は此処はスルーしてください
「ただいま……、」
「ウィル? どうしたんですか?」
「ん?」
「……元気、ないみたいに見えて……」
「ああ、ごめん。心配かけて。大丈夫、ちょっと仕事が立て込んでただけだから、」
「……そう?」
そうかなぁ?……やっぱり元気が無い気がするけどなぁ……。
どうしたんだろ?でもこれ以上聞いたら困るかな……。
多分、ウィルが困ったり、大変だったりする事と言ったら私に話せないことの方が多いだろうし……。
「でも、なんとか癒してあげたいし……うーん、」
「あい?」
あ、私ったら口に出してたみたい。
ウィルが不思議そうにこっちをみてる。
でも、ウィルを見ながらごまかすように私が笑ったら、ごまかされてくれたから良しとしよう。
そして私は改めて彼を見ながら、彼の好きなものや、癒されてくれそうなものを考える。
猫、も考えたけど……今直ぐ彼の前に提示出来て、彼が大好きなもの……。
私は考えて、考えて、考えすぎて上を見たり、下を見たりする。そしてあるモノが見えてピン!とひらめいた。
「ウィル!」
「なに?」
「おっぱい、さわりますか?」
「さわる」
きっぱり答えてきた。すごい。やっぱりおっぱいって尊いって本当なんだ……。
しかもすごく嬉しそうにこっちに近寄ってきた……!
は!でも……。
「ウィル、うがいと手荒いはしてきてくださいね?」
「……」
「最近また寒くなって風邪が流行ってるから、ちゃんとうがい手洗いをしましょうってクロードさんが言ってたでしょう?」
「…………」
「私……いえ、ここは逃げませんから……」
「わかった」
ウィルが仕方なさそうに洗面所まで行く……、けど、そこまで行くスピードは神がかってた。
適当に済ませるんじゃないかと思って着いていくと、手はしっかりクロードさんの言ったとおりの手順で洗ってるし、うがいもガラガラとしっかりしてる。
そしてドヤ顔で戻ってくるウィルは両方の手の平を持ち上げて私に殺菌済みの手を見せて来た。
「出来た」
「お疲れさまです……」
「じゃあ……」
早速、とばかりに私を抱き上げてベッドまでさっきのスピードで戻る。
ちょっとしたジェットコースター気分を味わう私だったけど、ベッドにおろされるときは本当に壊れモノのようにふわ、とおろしてもらえた。
「ウィル、そういえば今日の課題で……」
今日の報告をしようと思って口を開いたけど、直ぐにウィルに口でふさがれる。
はい、今度気が向いたらエロ書きまーす!
気 が 向 い た ら !