-
エドゼミ 前編
-
お題【エドゼミ】
ロベルト「……何?この……古き良き学び屋セット……」
ウィル「……俺は窓際が良い」
ジョシュア「俺は前列だ」
キース「俺は真ん中だ」
グレン「なら俺は後ろで」
あい「…見事にみんなバラバラですね……」
ロベルト「じゃあ俺達はあそこの空いてる席に行こうか?」
あい「はい」
ウィル「!!!」
キース「!!!」
グレン「!!!」
ジョシュア「!!!」
ロベルト「席くっつけようよ~」
あい「はい」
ウィル「!!!」
キース「!!!」
グレン「!!!」
ジョシュア「!!!」
ロベルト「……何?みんな…羨ましいのかな?」
ジョシュア「べ、別に羨ましくなどない!」
グレン「俺だって同じですよ。年上の女性には興味ありませんから」
キース「…ふん、そっちが頼むなら隣になってやっても良いがな」
ウィル「……俺は、羨ましい」
とことことこ、ガッチョン
キース「!!!(普通に歩いて行きやがった!)」
グレン「!!!(しかもなんの躊躇いも無く!)」
ジョシュア「!!!(席をくっつけるとは……羨ましい!!)」
あい「……ウィル様、私の隣で大丈夫ですか?」
ウィル「いや、寧ろ君の隣が良い」
ロベルト「ウィルりん素直だねー」
ウィル「……自分に嘘をついて馬鹿をみるのは趣味じゃない」
キース「!」
グレン「!」
ジョシュア「!」
ロベルト「でも今日はなんでこのメンバーで集まってるんだろうね?」
ウィル「……解らない」
あい「うーん……エドワード様がいらっしゃらないのが気になりますね」
ロベルト「エドちんだけが居ないのはおかしいね…。うーん……。とりあえずエドちんの席キープしとこうか?」
あい「はい!!」
グレン「すみません、このままだと黒板見えないので席移動します」
キース「なら俺も」
ジョシュア「……なら俺も……」
キース「お前一番前だろ!!何下がってきてるんだよ!!」
ジョシュア「う……うるさい!!」
ウィル「……結局全員纏まったな…」
ロベルト「こんな広い教室に密集してるのもおかしな話だよね~」
エドワード「皆さん、おはようございます」
ロベルト「あ!エドちん!席とってあるよ~」
エドワード「……ありがとうございます。しかし今私が立つべき場所はこの場所なので……お気持ちだけ、受け取っておきます。本当に、優しい心遣いをありがとうございます」
あい「ここ?」
エドワード「ああ、そんな無防備な顔をしないで、可愛い人……。どうかその愛らしい顔は僕と居るときだけで……」
キース「で、なんでそっちなんだよ?」
ウィル「……甘い空気クラッシャー……」
ロベルト「甘い空気には!させない!!な感じだね~」
エドワード「本日のタイトルはエドゼミです。つまり今日の講師は私です」
あい「講師!?」
ジョシュア「……何を教わるんだ?」
エドワード「では教材をお配りします」
ウィル「……エドワード式……愛の囀り方?」
あい「エドワード式の時点でカオスフラグのような……」
続く!!←