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「はぁー、まったくあいつは何を考えてんだか。」
「おぉ、鶴音何をそんなふかいため息などついとるんじゃ。そんなことでは、幸せがにげるでのぉ。」
「じ、自来也!!またおまえか!!」
「なんじゃ、その言いぐさは酷いのぉ。」
「にやにやして耳元で、可愛子ちゃんがワシをまっとるで消えるとかいいだしたアンタがなんでまたアタシの前にいるんだってきいてんだよ!!」
「いやーまぁーいろいろ大人には事情って「アタシは大人だ!」
「ゴホン、…そうじゃったな。」
「だいたい、アンタ後ろにサソリいたの分かってて消えやがったね!!」
「なんのことかのー、はて、サソリと「いいわけしてんじゃないわよ!!」
「そう、かっかするでない。サソリに何かまたもらったのじゃろ?」
「・・・これ。」
「ほーピアスか。…なんじゃ鶴音ピアス開けとったのか?」
「いや、んなの開けたことなんて生まれてこの方ないいんだよ。」
「…そりゃーまた。どうするんじゃ?」
「仕方がないから、今回は持っとくだけにしようかと思ってね。」
「サソリは知っとるのか?お前さんがピアス開けとらんこと。」
「知ってたらわざわざ、ピアスなんざ渡しゃせんだろ?」
「知っててっつうのもありだのぉ。」
「じ、自来也!!ヤメロ!!ありえる!!ありえすぎて…いつか奴はアタシを傀儡にするつもりなんだ!!」
「がははっ。まさか、やつに限って他の奴にはありえるがお前さんにはありえんだろ!!」
「どうして、いいきれるんだ!!自来也、お前が消えた後アタシがどんな目にあったか!!貴様は本当に憎たらしい男だ!」
「おーおー鶴音は、酷い女じゃーのー」
「ま、紛らわしい言い方をするでない!!」
こちらに近づいてくるときワシがいるとわかれば急にどす黒いオーラを放つのといい
鶴音にまるで他の男が近づくことを阻止するかのように己の色に見た目から染められようとしていることを全く気付いておらん鶴音といい。
こやつらは、本当にじれったいのぉ。と内心思いながらため息をつく自来也に
「ため息をつきたいのはアタシの方だ!」
自来也の内心もわからず反応する鶴音。
そんな二人のやり取りを任務帰りの鬼鮫とイタチが見てしまった上、会話の一部始終を聞いてしまった為、基地に帰ってからこの二人がサソリをみる目が少々変わった否かは基地にいた人物しかわからない真実だった。
end