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03
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『う、売りやがった!!自来也め、覚えておけぇ!!』内心、涙があふれてこの後を考えるだけだ自分も消えたいと願う鶴音をよそにサソリは
「そういうことなら、なぜいわない。」
『えっ、渡すだけ渡して消えたのはサソリじゃないのか。』
「はぁ、まぁいいつけてやる後ろむけ。」
『そういわれてハイハイってなるわきゃないだろ、サソリ、あんた傀儡宣言アタシは忘れちゃいないよ。』
「鶴音、早くしろ。」
「サソリ…自分でつけ「あ”っ!?」
「いえ、なんでも。わぁ、うれしいね。」
サソリのあまりにもどす黒いイライラ丸わかりのオーラと声におとなしく鶴音は後ろをむく。
「…鶴音。ピアスどうした?」
「えっ、ちゃんともってるよ。」
「どこに、してるんだ?」
「どこに?って、ここにもってるけど」
胸元をさす鶴音に
サソリの顔が驚きに満ちた後ニヤリと
「大胆だな、鶴音」
『ん?、なんだか話がズレてるような。サソリ、アンタ、なんか勘違いしてんじゃないのだろうか?』
それ以上言葉を発せずにサソリは機嫌よさそうに鶴音にネックレスをつける。
またひとつ。感染。
「サソリ」
「なんだ?」
「チョーカーとってネックレスじゃダメかい?」
「どっちも外すことは許さない。つけとけ。それとも、くくっ、傀儡にな「だあぁぁっ!!なりたくないよ!!」
「なら、つけとくんだな。」
自分がどれほどに優しく暖かい笑みで鶴音をみているかなんて気づかないサソリと鶴音。
周りには完全お互いに
恋をしている二人にしかみえないのは
まだ、ひみつ。
end