-
消えないように傷つけて - おまけ -
-
*************暁基地
「お前、今回の件は許さないからな。」
「蘭華反省しろ、オイラ怒ってんだぜ。」
「大体、なんでトビはナルト様のところにいると思ったのよ。」
「無視か、無視なのか蘭華」
「いやー、だって、逃げ出そうとしてたあの日、彼を見かけたらすっとんでちゃうし、そういう言動していたら基地から逃げ出したとわかれば、彼に接触した方がはやいと思ったんすよねー」
「逃げ出そうとしていたあの日?だと?」
「わわわっ、トビったら、何言ってるの?ほら飛段とジャシン教あがめる時間でしょ。」
「ジャシン教あがめてませんが…「うるさいな!飛段がまってるわよ!!」」
「蘭華さん命にかかわっていたんですよ。ほら背中の傷、消毒しなくては。その前に顔「いやよ」」
「蘭華さん、「顔はナルト様が傷をつけてくださったんですもの!」いえ、それは不意打ちで」
「ハァ、なら背中からでいいだろ、脱げ。」
「サソリさん、此処で脱がすんですか?」
「あぁ、手当するんだから…蘭華なんだよ、その目。」
「へーんーたーい。サソリの変態。」
「蘭華なら、俺の部屋にこい。俺が消毒してやろう。」
「なら、オイラの部屋だろ。うん」
「鬼鮫!!鬼鮫の部屋でいい。」
「蘭華さん、私を選んでくださるな「鬼鮫はやくー、貧血なりそうだよー」」
「鬼鮫、そのまま行くとどうなるかわかってんだろうな?」
「なんなんですかみなさん、そんな目をして。たまにはいいでしょ「新作の芸術を拵えたんだ、ためさせてくれねぇか?うん」」
「蘭華さんまってください!」
「鬼鮫、はやくー「待ってろ!今いくからな!うん」」
あぁ、愛しの ナルト様・・・
今回は邪魔も邪魔ばかりで叶わなかったけど、アタシの心も身もあなたを忘れないように、消えないように傷つけて。
完
19年09月04日 執筆