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帰るべき場所、居る理由
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帰るべき場所、居る理由
俺はディアを連れてボスの居城である城船にやってきていた。
理由は勿論、ディアが帰る世界を探すのと…
鴉「…このモンスター達は?」
『俺達の真の敵が造り出した違法キメラだって。処分されかけてたのを救助して保護してるんだけど、俺達には手に負えなくてさ。良かったらディア、連れてってくれない?』
魔物とは言え、大学生並の知能と言語力·並外れた各々の能力といった個性がある。
衣食住さえ保証すればどんな者よりも頼れる仲間だからこそ、俺はディアに連れて行かせたかった
何故ならディアが置かれている学園での立場と扱いが納得出来ていなかったからだ
『知的な彼らに俺が行くまでの間護衛を頼む。後は雑用やら秘書やらに使ってあげて』
鴉「ゼノ…」
5人の魔物を呼んで紹介し、彼らの能力と知力を確かめるべくお試し期間を設ける為に城船に滞在する事となった
『部屋は共同で使うとして、訓練用空間は別に有るし、子供達とも模擬戦やれば今の3倍は強くなるでしょ』
この後魔物の火力と知力、その魔物と楽しく模擬戦をやる子供達に腰を抜かすことになるディアが居た
(な…何で処分されかけてたんですか?!この方々は)
(言う事聞かないくらい頭が良いからだって。腹立つよね)
Σ(゚Д゚)