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新たな仲間家族と教師陣
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新たな仲間家族と教師陣
黒の扉を潜るとメインストリートに出たらしい
ディアが7つの銅像の説明をしてくれた。細かい事は省いてもらったが、どうみても狂った従姉妹が昔から崇拝してる会社のキャラなんだよなぁ…
「ゼノはまず、先生方との面会をお願いします。私が紹介しますが、異世界の人だと言っても良いのですか?」
『言わなきゃ駄目でしょ。来ていきなり魔法ぶっ込んだら対処出来なくて消滅…なんてなったら困るし』
話を合わせられる様に打ち合わせをしていれば、何時の間にか城の様な学園構内の廊下を歩いていた
綺麗な庭に魔法学校に相応しい石造りの足元、そして目の前に飛んできた火炎の塊
『…武装色、効果。素手撃ち!なんてね』
「やっぱりチート能力ですね、覇気って」
誰が打ち込んだんだと前を見れば、睨み付けて防護壁を作る一人の若い…犬みたいな毛皮
嗚呼…と呟いて覇気を解除した瞬間に鞭で毛皮に叩かれた
「貴様が学園長を誘拐した犯人だな!」
『あの人頭大丈夫?』
「彼はクルーウェル先生、若いですが優秀な錬金術の教師です。何か勘違いしてるみたいですねぇ」
他人事か、アンタ。俺今命狙われてるんですけど?
「返しに来たのは褒めてやろう。だが、一度手を出したのなら俺が直々に躾直してやる」
『「これは戦闘フラグですよねぇ」』
見事にハモったディアと俺に、更なる怒りを露わにするクルーウェル先生。仕方無くマジフトの練習場での決闘をする羽目になってしまった
まぁ、死闘は禁止らしいから加減はしてくれるだろうと言われたけど…クルーウェル先生…殺気しか見えませんよ
「トレイン先生、彼が暴走したらお任せします。私はゼノの援護しかしませんから」
「お言葉ですが学園長、オーバーブロットの場合は貴方に止めて頂きますよ」
異界生活も始まらないまま、俺は教師相手に杖を抜く羽目になってしまったのだった
(学園長先生!魔法は威力と何回まで使って良いですか?)
(威力は3割でどちらかが降参、もしくは気絶するまでですよ〜)
(((え?クルーウェル先生勝つじゃん)))