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願わくば2
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あぁヨハン。私は優しくてカッコよくて、デュエルも強くて、みんなの幸せを願えるあなたがとても大好きでした。できるならばずっとあなたと一緒にいたかった。でも、あなたが他の女の子と仲良さそうに話しているのを見るととても胸が苦しい。あなたの幸せが私の幸せでもあったはずなのに。私とあなたが結ばれることはない。その事実に私は耐えられなくなりました。……だからさようなら。
神様。もし私が生まれ変わることができたなら。その時はどうか……
「なぁ十代。アカリ知らないか?」
「いや…」
「見当たらないんだ。十代のほうにまじってないか?」
「俺のところにはなかったぜ。」
「そうか。どこいっちまったんだろう。」
「…やっぱり大切なカードなんだな。」
「あのカードは俺にとっては家族であり、勝利の女神みたいなもんだったからな。もうちょっと自分の部屋探してみるよ。」
ヨハンは必死で心当たりのある場所を全て探したが、結局見つけることはかなわなかった。