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お焦月
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新年会話文。
フレディ(エルム街)
ババ(悪魔のいけにえ)
大佐(処刑山)
ハリー(血のバレンタイン)
ゴスフェ(スクリーム) の5人
スクロールしてお読みください。
・フレディ × 初夢
「フレディさん!?」
「げ」
「どうしたんですか? 全然会えなかったのに!」
「ホリーの夢だって気づいてたら入ってこなかったよ。ちくしょう、ガキ共の初夢をかき乱すのが楽しすぎた」
「今までで一番の初夢です……!」
「お前くらいだよ、俺が夢に出てきてそんな嬉しそうな顔するのは」
「だってフレディさん大好きですから!」
「お陰で俺の爪さえ効きゃしねえ。じゃあな」
「え!? なんで、いま会えたばかりじゃないですか! どうしたらもっと来てくれるんですか?」
「……そうだな、ホリーが俺のことを周りに触れまわりでもすりゃまた来てやってもいいな」
「え、それは、フレディさん他の人のところに行っちゃうんじゃ……」
「そいつらの夢に出たあとに来てやるよ。ご褒美欲しいだろ?」
「は、はいっ! がんばりますね!」
「おう、じゃあな」
「あいつ友達でも売るつもりか? キラキラした目ぇして……女ってのは怖いねえ」
・ババ × お雑煮
「ゔー!」
「うん、これは美味しいと思うよ。みんな喜ぶね」
「うあ゛ぁ」
「鶏肉じゃなくて? ……どうだろう、ドレイトンに聞いてみようか。おーい!」
「うるせえな! 何の用だホリー」
「お雑煮に人の肉入れたら美味しいかな、ってババちゃんが」
「知るかそんなの! こちとら年の瀬イベントの仕込みで忙しいんだ!」
「ゔぅ……」
「怒られちゃったね。とりあえず今日は鶏肉にして、またこんど作るときは人でやってみようか」
「! ゔゔ!」
「そうだ、大祖父様のにはお餅入れないようにしないと。危ない危ない」
「あ゛ぁーー♪」
・大佐 × おせち
「おせち料理は作り置きなので、熱いの苦手な大佐でも召し上がれるかなと思ったんですけど」
「……日本食は口馴染みがないが」
「あ、忘れてました。ドイツでは何を食べるんでしょうか……でもお正月だし取り寄せられるかな……」
「これしかないのなら仕方がない。我々とて軍人である、選り好みはせん」
「……すみません、来年はちゃんと準備しますので」
「それはそうと、食器はこれか?」
「あ、お箸も使い慣れませんよね。すみませんいまフォークを……」
「待て。ホリーが使え」
「私が? 私のお箸はありますけど……」
「ホリーが私に使うのだ、ある物を利用せぬのは贅沢というもの」
「……おせちもだいぶ贅沢品ですけどね。食べさせるのは慣れていないので、ご容赦くださいね」
「ハレの日である、見逃そう」
・ハリー × 初日の出
「あれ珍しいこんな時間に。どうしたの?」
「……ホリーか。日の出を見に来た」
「ああ、もうすぐ日の出だね。空が綺麗だ」
「……日の光は心が安らぐ」
「年中洞窟だか夜闇だかに彷徨くあんたにもそんな感情があるんだ」
「……好きで閉じこもっていた訳じゃない」
「そりゃそうか。今日くらいは羽根を伸ばすといいよ。ほらもう見えてきた」
「…………心が洗われるようだな」
「そうだねえ、まっさらな気持ちになるね」
「……これで今年も迷いなく"ぱりぴ"どもを征伐していけるな」
「新年早々どす黒いなおい」
・ゴスフェ × お年玉 ※男夢主
「あけおめーーお年玉ちょうだいホリー!」
「あ゛あ!?」
「うっわガラ悪っ! 何その顔徹夜?」
「うるせぇ窓から入って来んじゃねえって何回言や分かんだよお前の玉を落としてやろうか!」
「やめてよそんな怖いこと言うの!? 僕ですらそんな拷問しないよ」
「くっそ落ちねえ……!」
「なに落とすって? ああゲームのドロップか。そんな出ないこれ?」
「今回はやたら引きが悪い」
「煩悩でしょ、物欲センサー? ああもういいよしんどそうだし僕が変わる」
「は?」
「僕もうこのイベント終わったから代わりにやってあげる。終わるまで寝てなよひどい顔だよホリー」
「…………いいのか?」
「いいよ。どうせ起きてても僕の相手してくれないでしょ。でもこれ数集めたらお年玉ちょうだいよ」
「おう……サンキュ……」
「まあ寝る前に終わっちゃったら前借りで手とか脇とか貸してもらうかもしれないけど」
「……じゃあ……そこの……」
「なに? 引き出し? ……コンドームじゃん」
「汚すな…………」
「は? 汚さなかったらしてもいい訳?」
「……zzz」
「まじか。寝てるし。……ったく、好きなやつとキスもしてないのに使ってるコンドーム先に知るとかそんな奴いる? いやここにいるけど」
はあ、とっとと始めてとっととお年玉貰おう