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夕べの朝
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午前1時25分
朝の天気は、雨。
時々、曇りの頃だった。
平和島静雄は、目覚まし時計を片手に、ふぁー…よく寝たと、言った。
その日は、田中トムという仕事仲間の手伝いをしていたからである。
朝は、どうしようもなくて、天候は、よく分からなかった。
暫くして、トムさんから、連絡が、入っていた。
今日はお疲れ様、明日は、用事あるか?
仕事熱心のトムは、毎晩のようにメールが、来る。
「トムさんかー…」
そのせいで、朝からは、嬉しい寝不足だ。
返信を、すると、電源を切った。
また、あいつから、メールが、来るのを避けていて。
次の日の朝もトムからのメールが、来た。
「また、トムさんからだ…」
最早、朝の挨拶は、トムさんなのではなかろうかと、静雄は、思った。
おはよう、今日も、よろしく頼むよ
その言葉に対して
「こち…ら…こ…そ…」
と、メールを打った。
すごく、だが。
会いたいという、気持ちに駆られた。
そんなにも、好きなんだと、気がついて、無性に、自分の気持ちが、怖くなった。
そんなの…忘れよう…と、静雄は、まやかしのように忘れていった。
次の日も、来るメールは、静雄は、無性に嬉しく思った。
「また、ですね?トムさん」
次も来るのかなって、その日も、思ったのであった。