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ね、ねぇちゃん!?
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エースから唇を離すと、ハッとして今更自分が起こした行動に顔を赤く染める。
恥ずかしくて、顔を上げることができない。
『...え、エース。その、あの、、い!今のは忘れt』
忘れてと、言おうとした瞬間エースに顔をグイッと
あげさせられ
「....もう、しらね。」
真剣な目をするエース。
あ、この顔好き。
っじゃなくて!!!
『エース?』
「....今までお前を妹として見ようと頑張ってた俺の努力をこうも、容易く打ち砕いてくれやがって。」
『え、と。どーゆー意味?』
「....こーゆー意味。」
____チュッ
『....え、え!?』
「覚悟しろよ?ユカコ。」ニヤリ
耳元でSっ気が交じる低音でそう囁いたエース。
私の腰は見事に砕けた。
あの後、バロックワークスという賞金首刈りの船数隻をエースが火拳で粉々にし、甲板では昼間だというのに宴が繰り広げられている。
もちろん白ひげ海賊団の宴の比ではないが....。
女の子組はあまり興味がないので、楽しい旅に乾杯!!とみんなで乾杯した後は食堂でおしゃべりをしていた。
『エースってイメージそのままだったね~ユカコ~。』
つんつん。
「アンタも大胆だったけど、エースもなかなか見せつけてくれちゃって~!!」
つんつん。
「み、みんな!そんなに、弄ったら可哀想ですよ!...でも、素敵でした!」
『....で、アンタはいつまでそうしてんの?』
『だって、まさか!!あんなっ/////』
私はまた顔を両手で覆う。
『....なーに思い出してまた赤くなってんのよ!』
バシッ
『いっったぁ!!』
だって!仕方ないじゃない!!
私だって、ずっとエースには妹としてしか
どーせ見られてないんだろうなって
思ってたのに、いきなりあんな/////
____覚悟しろよ?ユカコ。ニヤリ
『っ/////』
『あーあ。当分ダメだなこりゃ。』
はぁー、とわざとらしくこっちをみてため息をつくマイ。
知ってるんだぞ。
エースに会えず、この船に乗っていた数日間の毎夜のことを.....バラしてやろうかァ!?←
するといきなりマイの横からニョキっと生えてくる人影。
「なぁー!」
『うわっ!いつからいたのルフィ!』
「最初から!」
ニッシッシと笑うルフィの笑顔は相変わらず
エースがチラつく。
「ユカコ!オメェ、エースの女なんだろ?」
『っ////』
『話が進まなさそうだから、アタシが答えるけど。そうなるわね。』
「だったらユカコは俺のねぇちゃんだな!」
「「「ね、ねぇちゃん!?」」」
「だってよぉ。エースは俺のにぃちゃんだから、そのにぃちゃんの女ってなると必然的に、俺のねぇちゃんだろ!」
真顔で爆弾を落としていくルフィ。
「ルフィにしては、まともな事言うわね。」
ナミは何故か関心したように頷く。
「ほら!ナミがいうなら間違いねぇ!」
なぁ!ユカコ!
これからよろしくな!ねぇちゃん!
そういってバタバタ甲板に走っていくルフィ。
「ユカコがねぇちゃんになったぞーーー!!カンパーーーーイ!!!」
「おっ!ルフィ!それなら俺も混ぜろっ!
ユカコはいい女だ。オメェにはぜってぇやらねぇからな?」
「お!エース!...ねぇちゃんはねぇちゃんだっ!」
マイ、ナミ、ビビはそれを
聞いてユカコに目を向ける。
そこには、また顔を赤く染めたユカコがいた。
『もう、勘弁してよっ////』
心臓がいくつあってもたりないじゃないっ!!
....To be continue.