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リュオで書いた小ネタ3つまとめてみた。
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○勿論本当はヤッてない
(=゚ω゚)リュオ2話目を今からやりますが……かなりありえない主人公純潔話(ほぼギャグ)を書いてみましたw
ちょっと大人風味のおふざけ小説です。実は2000文字超えている罠w
まだリュオ掴み切れてる訳ないし、お話見終わった頃書き直してサイトに移動しとくよー。
思い、出せない……。
なんでこんな状況下に置かれているのか全く思い出せない、どうしよう。
最悪だ……私はこの日まで浮いた話も無く純潔を守り通してきたのに。
「……う、そでしょ……?」
何も着てないし…………まん、が……漫画で、良く、聞いたことがある……よう、な感じの……。
今まで痛いと思った事が無い場所が凄く痛い。ありえないくらい痛い。なにこれ。
でもこういう時って結局なんともありませんでした、とか普通そういう展開じゃないのかな?
「うぅ……っ、」
ああ、ここってリュオ君のお部屋か。しかも明け方かもしれない。
昨日お酒を飲み過ぎて頭が痛いや……う、?ああ……、これ、キスマークってやつだ……。
も、何も起きてない可能性が殆ど無い状況に私はただ、ただ青ざめる。まさか、私……8歳も年下の子と間違いを起こしてしまった、なん、て……っ!!
「……顏、朝から忙しそうだな」
「えっ!?」
「おはよう」
「お、おは、よう……ッ! じゃ、じゃあ私、帰る……!!」
リュオ君が裸、とか、そういうのもうお腹いっぱいです。
とりあえず今すぐ帰って、忘れて、無かった事に……と、思ったのに。
立てない……ッ、しかもなんかもう色々とありえない所がダルい、筋肉痛だ。
「お前……相変わらず咄嗟の対処能力が無いのな」
「……へ?」
「現実逃避しようと思ってんだろうけど、お前の想像通りだぞ」
「え……?」
「ゴチソウサマ、って事」
ニヤニヤ笑って、酷い事を言ってるリュオ君をはたき倒したい。
というか、もう既に体はリュオ君に向かって動いてたっていうか。
でもビンタに入ろうとしたときに、リュオ君が私の前にスマホを掲げる。
「何よ、これっ!」
「まぁまぁ、ビンタするにしてもこれを聞いてからにしろよ」
ぴ、と再生ボタンを押すと……酔ってボロボロになった私が映ってた。何このヒドイ人、私か。
……良くこんな人抱く気になれたね、って言いたくなる。
『おい、今のもう一回言えよ。ここに向かって』
リュオ君の声が聞こえる。どうも私が何かを言って、それをもう一度言わそうとしてるんだろう。
きっと録画しときたいくらい、私の弱みになる事だったのかもしれない。
心臓から嫌な音がするのを感じつつ待機してると……スマホの中の私はとんでもない事を言い出した。
『わたしはゴンタ君がだーいすきでぇすっ!! ずっと大好きでしたー!! スーパーラブラブでぇす!!』
んっ、なっっ!!?何言ってんのアンタ-!!
『そのゴンタの本当の名前は?』
『リュオ君!』
『そうか……じゃあ、今から俺が抱きたいって言ったらどうする?』
『え? んーと……、』
あ、なんか酔っ払いが真面目な顔してるけどちょっとちょっと、鼻水くらいかみなよ。
もうやだ、この人誰?あ。私か。
しかも酔っ払いはとんでもない事を言い出した。
『結婚してくれたら良いよ!』
ちょぉおおおおっっとぉおぉおぉおぉぉおっっっ!!
何言ってるのよー!なんにも経験無い癖にー!!!
『まぁ、そう言う事だから。じゃあな』
そう言って動画は終わった。そして私も終わった。
もう何も言う気力もない。っていうか。こんな酔っ払いの言う事を真に受けないでよ……と。思うのに、もう無理。疲れた。
っていうかっていうか、もう、こんな奴で性欲処理とか良くできたね。おねぇさん感嘆しちゃう。
「まぁ、そう言う事だから」
「どういう事!?」
「既成事実は作ったし、毎日俺のパンを焼けよ」
「ちょっ!? こんなの一夜限りのってやつじゃ……!?」
私が言った瞬間、リュオ君の顔が一気に不機嫌になった。
なんだろう、今までの中でも一番嫌そうな顔だ。
「昨日まで未経験だった奴が何言ってんだ? つーかお前で性欲処理するほど俺は暇じゃない」
「ぬな!?」
「本気じゃなきゃお前なんて相手にする筈ないだろ。ここに証拠もあるし、結婚しろ」
何この上から目線!
そもそも酔っ払いの発言には約束とかの効力なんてないんだから!!
「わ、たし酔ってたもん! だからこんなの無効……、」
言えばリュオ君がフン、って鼻で私を笑った……っていうか嘲笑った。
「残念だったな。お前は酔ってても、俺は素面だったし……」
「……なによ?」
「もう一個、俺の事をしゅきしゅき言ってる動画もあるけど見るか?」
「やめてぇえええええ! 消してくださいぃいぃぃぃいい!!」
私が喚きながらリュオ君のスマホを奪い取ろうとしても、ボロボロの身体じゃとてもじゃないけど無理。
そもそも若さから言っても相手のが有利なのに。
「ゴンタって名前の違う人間だって言い訳もさせないし……俺は、パン作り以外は全てにおいてお前より優秀だ。こんなチャンスみすみす逃さないし、俺は狙った獲物は絶対逃さない」
すっごい自信。いや、最初から知ってたけど。
しかもあの動画でゴンタがリュオだって言わせてたのは言い訳させないためだったのか、何それ怖い。
「お前だって俺の事好きって言ってたし、良いだろ」
そう言って抱きしめられたけど、急展開過ぎてついていけない。
なんでこんな8歳も年下の男の子に翻弄されてるんだろう、私。
今は頭がグルグルしてて、なんにもわからない。
もう少し私にしっかりと大人の落ち着きがあれば、彼の台詞の語尾がちょっと揺れた事に気づけたかもしれないのに。
今はもう、動画を見た事によりフラッシュバックしてきた記憶達をどう処理すればいいか解らないし、色々ともう今後どうすればいいのか解らず大混乱中だった。
うーん、リュオ、中々良いですwww好きです、はいw
○続いた処女ネタwww
※そういう最中のお話だけど、残念ながらアメブロ内だからギャグだよ(・∀・)
なんか良くわかんないけど、とりあえずご立腹なリュオ君に寝室まで連れてこられた。
今日はリュオ君、良く怒るなぁ。やれ誘ってるのかとか、煽るなとか……私は今日もいつも通り普通に天寿を全うしようとしてるだけなのに。酷い言いがかりだと思う。
「リュオ君。私何かした?」
「今からするんだよ。つーか自覚してないのが何よりムカつく」
「自覚も何も……」
私は解らないって言ってるんだから、理由を言ってくれるべきじゃないのかな?
まぁいいや。もう時の流れに身をまかせよう。
「きゃっ! ちょ!!」
って、呑気に構えてたらベッドの上に投げ捨てられた!でもこのベッドかなり良いベッドだ!ふっかふか!!
色々ムカつく!って想いを込めて見上げて睨みつけたけど、あれ?あっちも睨んでる。なんで?
「これから起こる事は全部お前の身から出た錆であり、自業自得だと思って諦めろ」
「だからわけわかんないってば!」
「……俺は、色々と耐えてきたって言うのに……、」
後半ボソボソ言ってよく聞き取れない。でもなんかリュオ君耳まで赤いけどどうしたんだろう?
ってぇ!?なんか近い近い近い!!!!!
「なにするのー!?」
「うるせぇよ、こんな時くらい大人しくしろよ」
「大人しくして欲しかったら今すぐ離れてー!」
「離れたら何も出来ねぇだろ!」
ルパンもビックリの服の脱がし方するなー!魔法みたいにスルスル脱がすなー!
なんと私の服は3分も経たない内に殆ど持って行かれてしまった……!何この未成年怖すぎる。
「りゅ、りゅおさま……お気を確かに……!! おばちゃんの裸なんてお目汚し……ッ!」
「やめろ萎える」
「萎えていいよぉおぉぉおおおおおっ!!」
ちょちょっ、!なんか変な手つきで人の身体触んないでよ!しかも結構きわどい場所……!
なんか超美形な顔が近づいてくるし、舐められるし……!やめてよぉおおおおっ!!
私が恐慌してる間にもリュオ君は自分のペースでキスをしてくる。ねちっこいキスに夢中になってたらまたリュオ君が手を動かし始めた。脇腹をスルスルって撫でて、ちょ、そこ、苦手ッ、くすぐったいっ!
「ちょっ!? ひゃ、 ひゃひゃっ! そこ、だめッ! くすぐったいぃぃいいっ!」
「色気もクソもねぇな……流石にいい加減傷つくぞ……!」
「らってぇ、! 脇腹苦手っ! ひゃっはは!」
「26歳にもなって餓鬼かよ。良くこの状況でこんな反応……、」
そこまで言って、リュオ君が何かに気づいたって顔をして動きを止めた。
あんまりピタ、って止まったから私の方が戸惑ってしまう。
なんだろう、どうしたんだろう……と、思いつつもとりあえずシーツの中に潜り込んで全身を隠す。
「……お前、まさかとは思うけど……初めてか?」
「……え? 何が?」
「だから!! セッ……クスした事あるのかないのか聞いてるんだよ!」
「な……っ!」
リュオ君が言い辛そうに、だけど必死な顔で聞いてくる。
最近の若者はなんてことを聞いてくるんだろう?
帝王学よりも先ず、情緒とかそういうものを学んだ方が良いと思うよリュオ君。
「……そ、そんな事言える筈……、」
「ないんだな!?」
「だって、今までそんな……パン作りに夢中だったし……、」
「26年間一度も無いんだな!?」
「…………わるいですか?」
「いいや悪くない。寧ろでかした……!」
あ、すっごく嬉しそうにしてるなぁ。そのままご機嫌のまま寝てくれていいよリュオ君。
私も眠いし、明日もパンの仕込みあるし。
なんか感極まってるリュオ君には悪いけど……、
「いいか。デート3回してから相手と付き合うかどうか悩め。自然の摂理で3回って決まってるんだから疑問に思うな。それと婚前交渉なんて以ての外だ!人生台無しになるぞ!!」
って、お父さんにも厳しく言われてるんだ。だから絶対に無理だもん。
っていう。
主人公のパパがかなりうるさいタイプで、それを頑なに守り通したので綺麗な主人公。
そしてそれはリュオを相手にしても発動される、という残念なお話。
この後も残念ながらリュオは婚約するまで進めません!って感じのお話をどなたか私に捧げてください。
テヘペロ!ご飯食べたり、友達とLINEしてたから遅くなったよごめんね!!w
つーか今もLINEしてるのに、こんなの書いててごめんねフレンド……!!
○はちさんは主人公ちゃんが可愛い
とある星の綺麗な夜。あいはリュオの執務室のソファでくつろいでいた。
別に付き合っている訳ではないが、リュオの執務室にある本に用事があったのだ。
だがリュオは絶賛、この年上の女性……と言っても色気があるわけでもなんでもないあいに片思い中なのでなんとなく心がそわそわする。
「なぁ、明日の夜は空いてるのか?」
「あ、ごめん。明日はちょっと、次のパーティのメニューの話をするから遅くなっちゃうんだ」
「話すって、誰とだよ?」
「え? 先ずはジンさんとに決まってるよ」
「別に決まってはないだろ……てゆーか、2人きりでか?」
「うん、ジンさんと話したら次の日コック長とも話す予定なの」
「……どうして夜なんだよ? 昼に全員で話せば良いだろ?」
「もうパーティまで時間もないし、早く話を詰めたいんだよね。でも、ジンさんがどうしても夜しか時間取れなかったんだって」
嘘だ。しかもかなりの真っ赤な嘘である。
明日の昼、ジンは確かに仕事があるが……かといって話し合う時間なら作れるはずだ。
リュオは知っている。自分の執事もまた、彼女を狙っている事を。だが、仕事と言われればリュオにはどうしようもない。
「……わかった。じゃあこれを持っていけ」
「なぁに?」
あいの手のひらにコロン、と落ちたピンク色の可愛らしい防犯ブザー。
……ジュニア用である事はなんとなくわかる。どこからツッコめばいいのだろう?
「リュオ君、これ持って私どうすればいいの?」
「いざという時、お前を守ってくれる」
「……ノーブルミッシェル城内で防犯ブザー……?」
「使い方は解るか? 音を鳴らすときはこの輪っかを引き抜いて……」
「見ればわかるよ! 私が聞きたいのはこれの必要性と、なんでこんなものが普通に出てくるのかだよ!!」
「備えあれば憂いなし……ってのはオリエンスの言葉だろ。お前は明日、かなりの危険に晒されるんだ。これくらいするのは当たり前だろ」
「……ジンさんってリュオ君の中でどういう立ち位置なわけ……?」
これはなんか直ぐに完成しそうだな。
書いてて楽しかったしw