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夢小説 DLove

 

  • 世界を越えて

    嵐の予感

  • 朝食を終えた私は、お菓子作りをするため、食材を机の上に並べ始めた


    今回作るのは、ガトーショコラだ


    調べてみたら簡単に作れるレシピが載っていたので、今回はそれを作ってみようかと思ったのだ


    食材が全部揃っていることを確認すると、粉を振るってから混ぜ始めた


    +それをリビングの扉から覗いていた三兄弟視点


    「…くそ…寂雷さんたち羨ましいぜ…」


    「俺だって食べたいよ…」


    「羨ましすぎます…!」


    「…いや、姉ちゃんのことだから、俺たちにも食わせてくれるとは思うけど、やっぱり自分のためだけに作ってほしいよな…」


    「「うんうん」」


    ひとつになった兄弟たちでした











    全ての食材を混ぜ終えると、型に流し込む作業に入る


    今回は三人分だから、型は3つ用意した


    それにプラスして、一郎くんたちの分も焼くため、計6つ


    流し込み終えると、上から軽く落とし、空気を抜くと、2つずつオーブンに入れて焼いた


    『…よし、後は焼けるのを待つだけ』


    オーブンの中で焼けるガトーショコラを見ながら、私はほっとため息をついた


    そこへ電話がなった




    ピロロロロ…


    『ん…?知らない番号…誰からだろう…』


    私は警戒しながら出た


    『…もしもし?』


    〈久しいな、江藤〉


    『ー!!』


    この声は、無花果様…!


    〈ふっ、驚いて声もでないか。電話したのは今回が初めてではないと言うのにな?〉


    無花果様は喉の奥で笑う


    『…あの、なんのご用でしょうか…?』


    思わず声が固くなる


    〈何、簡単な話だ。お前がなかなか中王区に来ないからわざわざ電話してやっただけのこと〉


    『…』


    …そういえば、この間の電話のとき、近々中王区に来るようにって言われてたな…


    『…ま、まだそんなにたってないですよね…?』


    〈お前のことだから催促しておかないと来ないと思ってな〉


    ギクリ…


    〈もし来なかった場合そのうちに使いを寄越すつもりだと心しておけ〉


    それだけ言うと無花果様は電話を切った




    『…あぁ』





    嵐の予感

    (行かなかったら使いを寄越すって…)
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